以前の記事で、1日というスパンで勉強した事を忘れないための短期記憶についてまとめました。
しかし、数日したら覚えていない。。。って、事ありますよね。。。
そんな人のために、今回はずっと忘れない長期記憶についてお話します。
目次
記憶について
通常の日常生活を送るうえで、全ての事を記憶する事は到底無理な事だと思います。
しかし、資格試験を受ける上で一番重要なのは、
一度学習したことをずっと覚えている事 ですよね。
以前の記事で、
人間は眠ることで脳に記憶を定着させる事、
脳に印象付ける事で記憶する方法 をお伝えしました。
(リンクを張っていますのでご参照ください。)
記憶には2種類ある
その中で、記憶には、短期記憶と長期記憶があるという事もお伝えしました。
まずは短期記憶のおさらいです。
短期記憶と長期記憶
短期記憶とは、極端な事を言えば、
さっき何をしたか覚えているかという事です。
今したことを覚えていないと、記憶の連続性がなくなり、
生活する事が出来ませんよね。
ですので、これは記憶障害などの特殊な場合を除き、どの方にでも備わっているものなのです。
長期記憶が重要な理由
しかし、その日の事を覚えておくだけでは生きていく事が出来ません。
原始時代の人間は、生きていくために食べられるものがいつどこにあるのか覚えておく必要がありました。
また、何が食べられて、何が毒なのか等、生きる上で重要な情報を忘れてしまうと、
生きながらえる事が出来ませんでした。
1年後に、どこでどんな獲物が取れるか忘れてしまっていたら
間違いなく死んでしまいますよね。
従って、長期にわたって記憶する事は生きる事だったのです。
もちろん、生きるために食料を捕獲する技術も当然必要だったはずですが、
それは覚えておくことの次の段階の話ですね。
学習した事を長期記憶にするには
脳に重要だと認識させる
要は、学習した事を脳に重要な事だと認識させればよいのです。
脳に需要だと認識させるには、二つの方法があります。
それは、
強い印象
と
出会う回数です。
さらに、記憶は、強い印象 × 出会う回数で決まります。
では、具体的にどうすればよいのでしょうか?
脳に強い印象を与えるには
まず、強い印象を与えるには、
自分の感情を使う事です。
へえ~とか、すごい!等、感情が動いたときに記憶に残ります。
ただ、全ての事象に感情を働かせるのは難しいと思いますので、
とっておきの方法をお教えします。
それは、
面白い絵を描く事です。
小さい頃に教科書の挿絵に落書きした経験はありませんか?
ひげをつけてみたり、面白いセリフを書いてみたり。
絵が下手でも印象にさえ残ればいいんです。
出来れば、その事柄を説明出来る内容の絵にしましょう。
そうすれば楽しい感情に紐づいて、とても印象に残りやすいです。
面白い語呂合わせを考えてみるのもお勧めですよ。
出会う回数を増やすには
まずは、短期記憶としてしっかりと復習をします。
次に、必ず翌日の朝に復習します。
そして翌日の夜も。
ただし、これは、内容が頭に残っているため、一瞬で復習が終わります。
そして次は、1週間後、1か月後にも復習を実施します。
(どうしても覚えが悪いと感じる人は、3日後も復習するようにしてください。)
これで、脳はよく出会う情報=重要な情報だと認識します。
そうする事で、覚えたい情報を脳が睡眠時に記憶しようとするのです。
まとめ
- 一度学習したことをずっと覚えている事が一番効率が良い
- 記憶は、強い印象 × 出会う回数で決まる
- 強い印象をつけるには、面白い絵を描く・面白い語呂合わせを考える
- 出会う回数を増やすには、当日の復習・翌日の朝晩・1週間後・1か月後に復習する
(覚えている内容の復習は一瞬で終わるので面倒くさがらない)
そんなことで大丈夫なの???と思われる方もいらっしゃると思いますが、
ちゃんとやれば誰でも出来ます。
記憶はあまり能力に関係ない領域だと思うからです。
試験前では、なかなか勉強方法を変えられないと思いますが、
1からやられる方にはぜひ試していただきたいですね。
文中で紹介している短期記憶の方法です。合わせてチェックして下さい。
独学では難しいと考えている人は以下も参照してください。
コメント
[…] 長期記憶については、こちらの記事でまとめています。 […]
[…] 長期記憶については、こちらの記事でまとめていますので、是非参考にしてください。 […]