Twitterのフォロワーの方や実際の話を聞いていて、なんか勝手に指導してる私はどうなんだと思い、私の初めての資格試験の事を勢いで投稿してみます。
では、始めてみます。
目次
落ちこぼれの学生時代
まず、高校時代はいわゆる落ちこぼれでした。
建築を志し、運良く三流大学に合格するも、やはり勉強の仕方、モチベーションが保てず、課題はギリギリ、点数低め。。。
しかし、学んだ事もありました。
大学での建築設計の課題は、制限の中で、如何に表現したい事を設計に活かすかです。
制限(設計条件)のボリューム、その中で表現したいコンセプト、機能性。。。
考えをまとめるスタイルも無く、ギリギリまで考えたのに、考えたことが頭から消えていく。。。そんな日々。
そんな中、考えながら、紙になんでも書いていき、その一瞬の考えを記録する。
それが、私の学んだ一番大切な事だったと今は思います。
社会人になって
就職活動は超氷河期でした。
はなから、憧れより生活が大事と思っていた私は、迷わず内定が確実な建設系のメーカーに就職。
しかし、そこでは求められない二級建築士の勉強を始めてしまいました。
建築学科出身者として、二級は当然という、よく分からないプライドがあったのかもしれませんが、一年必死でやりました。
学生時代から、要領が良いとはかけ離れた存在だったので、仕事も初めの1、2年は要領を得ませんでした。
しかも、先輩方も建築学科でなく、受験する事に理解はなかったのだとは思いますが、今思うと、初めての一人暮らしの私を飲みに誘ってくれ、仕事でも楽しく接してくれて有難い限りでした。
二級建築士取得のために資格学校に通う
資格勉強に関して、下記の様に全てに自信がなかったので、始めから総合資格学院に通いました。
学習計画の立て方、予習復習の大切さを指導してもらい、毎月のテストですね、実力を確認出来、しかも、仕事で行けなかったらDVDで学習も出来、自習室も使える。
意思が弱く、家で一人で勉強する事がどうしても出来なかった私にとって、そこは天国でした。
今考えても、学習習慣が無かった私にはバッチリ合った選択でした。
それでも、気分的にはギリギリ、いっぱいいっぱいでなんとか製図も合格。
一級建築士取得のためにまた資格学校に通う
合格したら、一級建築士も総合資格で契約してしまいました。値段は確か一年で70万程度。
極論で考える癖のある私は、
どんなに馬鹿でも、これだけ払ったらやる気が出ないとか言わないだろうと。
社会人2年目からのグダグダな生活
ただ、社会人2年目の私は業務がとても忙しく感じ、とても資格試験どころではないだろう、というのが、周りの感想だったと思います。
しかし、当の本人は、とても高い額を払ってしまっているので、意外にもやるしかないと決意していました。
これが高い費用による強制力だと感じていました。
しかし、業務の方は。。。
業務に忙殺される
要領悪い私は一人、日が変わっても一人会社にいるのでした。
しかし、勉強はしたい。それから家に帰って勉強。。。毎日しましたが、効率なんてありません。
ただ頑張っているフリだったんだと思います。
空回りしていたことは大いに感じていたので、
なんで出来ないんだ、何がいけないのか?なんでやる気が出ないんだ。。。
自分を責めました。
色々な書籍も読みました。モチベーション管理や脳科学等、自信の無さを埋める様に。
そこから、悔しいと感じる時にノートに自分の想いを書き残す様になりました。学生時代の経験からも、頭の中で考えているだけではダメだ、建設的に考えるには、とにかく書いて考え、書き残そうと。
また、当時は実務経験2年必要だったので、就職して3年目から受験資格があったのですが、3年目は業務も忙しく(と言えばいい訳ではない)学校にも通えず、勉強を、やっても忘れてると、受験する気さえ起きませんでした。そこで考える時間があったのかもしれません。
苦しい時に、2つの気づきを得る
モチベーションに関して
辛い時や思うように学習が進まない時に、前述したノートには、今何割程度の学習が終わっていて、どの単元がどのくらいの理解力か、模試レベルなら何点ぐらい取れるのかをあくまで客観的に書きました。
また、何故この道を志したのか、何故苦しい思いをして借金して受験しているのかを主観的に書いていきました。
それは、モチベーションに関して、二つのメリットがありました。
①自らの位置を認識し、ストレスが軽減される
例えば、徒歩で目的地に向かう際、今半分の所にいるのか、ゴールの近くなのか分かった方が、やる気が出ますよね?
試験勉強とは、だれでも、今どこにいるのか、どれだけ進んでいるのかを見失いがちです。
だからこそ、今の位置を理解する事が必要なのです。
②原動力を再確認する事でモチベーションが生まれる
誰でも日々忙しく、心のガソリンが枯れがちになります。
何が自分を突き動かしているかを定期的に確認する事で、自分にガソリンを供給してやるのです。
理解度に関して
そんな中体調を崩し、数日休みを取った時に、さらに一つ気付きがありました。
寝ぼけて同じ問題を解いてしまい、何故今解いた問題が解けないんだとびっくりしたのを覚えています。
解いた問題の中で、その時は分かると思っていた箇所が実は解けない、考え方は分かるけど、公式の当て嵌め方が分からない。。。
私は記憶力がないから、よく数ヶ月後にやった問題も覚えてないこともあるけど、どんなバカでも今解いた問題が分からないのはないんじゃないかと沈んでいました。
しかし、良く良く考えてみると、
要は分かったつもりになってたんですね。
あれ?では、一概に記憶力だけでもないんじゃないか?
では、どうすれば間違いを防げるのか???
そこで考えついたのは。。。
同じ問題を2度続けて解く
これなら少なくともその時は100%理解しているだろう。
それでも忘れるなら、あとは記憶力を強化すればいいんだと。
その効果は的面でした。
今まで初見以外の過去問は、全て記憶力の悪さで片付けられていましたが、実は半分は私の理解度の問題だったのです。
その事が分かってからは、どうせ忘れていたら一からだと後ろ向きな気持ちでやっていた過去問が、少なくとも理解はしているというベースが出来、例え忘れていても理解出来た時の資料を開ければ、思い出せる様になり、毎回2回解く手間の方が、数ヶ月後に一からやり直すより格段に早い事にも気付きました
ただ、それでも、数日経つと忘れてしまう事も多々ありました。
記憶に関しては、諦めの境地で最高の対応をする
私は頭が良くないのだから、一度で覚えられるはずがない、プライドが低い私には造作もない事でしたが、ここから、対策は最高の事をしないと、絶対進みませんよね?
具体的には、脳に記憶させるために、0.1.3.7.30日の復習をする事で、記憶力を補えばと思いました。
初めは、忘れて当然!
朝は前日の復習からスタート。復習は予定に組み込みます。感覚的に日々の学習を進めない様、あくまで計画的に進める様心がけてました。
後はどれだけ忘れる前復習・記憶できるか?ですね。ただ、これだけしっかり復習すると、本当に忘れなくなります。
ただ、復習する事を辞めると途端に忘れますので、注意して下さい。
こんな私で出来たのだから、皆さんなら誰でも出来る!やらないと勿体ない!というのが私の応援したいという根元です。
この気づきによって私は自信を持って本試験に望む事が出来ました。
結果は学科合格!
素晴らしい成功体験でした。
しかし、二次試験の製図では、再び波乱が巻き起こる事になるのですが、それは別の記事で。
資格学校や通信についての記事です。参考にして下さい。
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