「寝る子は育つ」って昔からよく言われますよね。
実はその言葉は、大人にも当てはまるし、
資格学習をする上で、とても重要なことなのです。
今回は、資格学習時の睡眠の重要性から、学習にベストな時間帯、またそれを確保するための考え方について一緒に考えていきたいと思います。
目次
なぜ人は眠るのか
①体を休めるため
まずは、これでしょうね。子供の場合は、成長するためでもあります。
体を使う仕事をしている人は特に、筋肉疲労などを回復させるために体を休める必要がありますよね。
脳の疲労回復も同じです。
では、デスクワークの人が疲れないのかというと、明らかにそうではありませんよね?
脳を使うという行為も、莫大なエネルギーを使うのです。
記憶を整理して、覚えるため
また、次に重要なのが、情報や記憶を整理することです。
起きている時に見たもの聞いたこと、会った人などの情報を、
睡眠中に脳に記憶していきます。
ただしその時に、脳は重要な情報かを判別してから記憶していきます。
忙しい人の学習時間帯
ここからですね。一緒に考えていきましょう。
学習時間は確保出来る様に見えるが
今日も仕事が忙しくて帰りが遅い。。。学習時間が無い。。。帰りが遅いのだから夜遅くにやるしか無い。。。
そう考えて、睡眠6時間必要な人が2時間の睡眠時間を削ってその分学習時間に充てられました。
すごい努力です!
しかし、残念ながら、これで解決するなら皆合格してますよね。。。
夜遅くの学習は極端に効率が悪い
すみませんが、これから何点か耳の痛い話をしますね。
夜遅く疲れて帰ってきて、はたして一度でも集中出来たとか今日は捗ったなという経験ありますか?
私はありません。これだけは自信を持って言えます。
睡眠を削るのはデメリットしかない
また、夜の2時に寝て朝6時に起きてを繰り返して、いつもの仕事のパフォーマンスを発揮出来ますか?
いつものパフォーマンスを発揮出来なければ、帰りも遅くなりますよ?
どんなに頑張っても、解けるはずの問題が、なかなか解けない。。。
結局机で寝てしまった。。。
ではないでしょうか?
でも、忙しいからこの時間しかないんだよ。。。
そう言う声が聞こえてくる気がします。
ここでは答えを出さずに更に続けます。
先程は、効率の観点からでしたが、次は記憶の観点から考えてみましょう。
記憶を整理するという事は、学習した情報を整理し脳に保存することになるのです。
従って、その重要な睡眠を削るという事は、
せっかく学習したことを、脳が記憶出来ないという事になります。
それで、合格出来ると思いますか?
学習に最適な時間帯
学習をするには、頭がすっきりとした状態で始める事が重要です。
そのために、私は、早朝の学習を強くお勧めします。
朝一というのは、睡眠中に前日の情報が整理され、頭がクリアな状態です。
さらに、一日の始まりに朝日を浴びると、脳内でセロトニンという物質が分泌され、脳が活性化します。
また、セロトニンの効能で、脳が覚醒し、多くの人は前向きな気持ちになれる様です。
その様な時間帯に、前向きな気持ちで学習計画をたて、朝一の学習をスタート出来れば、億劫だと思っていた気持ちも吹き飛びます。
どうしても朝起きられないという人は、一度、夜9時くらいに寝てみてください。いつもより起きられるはずです。
もし早く起きられなくても、その日は仕事がはかどるので、どちらにしろ「早起きは三文の得」はずです。
さらに、夕方以降の学習効率は朝に比べて半分以下に低下する事が、研究結果で分かっているそうです。
研究:子供たちを朝のみ、夜のみ、朝も夜も勉強する3パターンに分けてみると、
朝のみ勉強する子供の方が夜のみ勉強する子供より成績が良く、
しかも学習速度は約2倍だったそうです。
ちなみに、昼も夜も勉強する子供は、朝のみ勉強する子供とほぼ同じだが、
学習速度は、朝のみの方が高かったそうです。
睡眠を削らずに学習時間を確保するために
朝は自分の時間と割り切る
通勤する方は、通勤中に勉強してるから。。。と、言われますが、その時間は集中出来てますか?
電車の中は揺れや音、乗降者の際等、どんな人でも机で学習するのに比べて、学習効率は落ちるものです。家を出る前までの時間を確保して下さい。
また、現場管理などで、朝早くから実際の業務がある人は、現場指示してからした物理的に無理な場合もありますが、出来るだけ朝の10時までに、邪魔の入らない集中出来る時間を作るようにして下さい。
朝は一番効率が良いから、朝早くから業務してる!という人も多いと思います。朝の効率の良さを認識している人ですね。私もこの部類です。
仕事は勿論大切です。仕事で必要な資格取得だから、仕事より資格を優先させるなんて。。。
と考えてしまいますよね。
しかし、さらに踏み込んで、考えてみて下さい。
資格試験は、人生の中で費やす仕事の期間に比べたら、1年か2年と短いです。
それを、ズルズルと5年も10年も続けていたら、その間ずっと仕事のパフォーマンスは悪いままですよ!
それなら、集中して、短期間で成長して合格した方がよっぽど良くありませんか?
自己中心的では?と感じられる方は、パフォーマンスが良い期間を人生の中で早く、長く確保出来る方が、会社にも顧客にも断然メリットあるのではないでしょうか?
顧客も、資格を取得されてちゃんとした知識を持ったパフォーマンスの良い状態の人に対応してほしいと考えているはずです。
効率的・効果的な学習を意識する
効果的な学習というと、考えられる対策の幅は広いです。
前述した、朝学習もひとつですが、ここでは古典的な方法で、とても有効な方法をお教えします。
それは、設問毎に制限時間を設けるという事です。
物事を理解するためには時間がかかるものですが、往々にして、考えているふり、悩んでいるふりをしてしまって(表面上は考え込んでしまっただけなので、悪気はない)
結果何も進まなかった事ってありますよね?
そんな時に、キッチンタイマーで時間を計っておくと、
考え込んでしまう事を未然に防止する事が出来るのです。
特に、夜に学習するときに疲れた頭で無理に考えようとすると、よく上記の様な状況になってしまうので注意しましょう。
学習以外の時間を整理する
睡眠時間を確保するには、物理的な時間の調節が不可欠です。
まずは、前述した様に、仕事の前の時間の確保ですが、日々の時間割を円グラフで作ってみるもの良いでしょう。
そうすれば、毎日の習慣が客観的に理解出来ると思います。
ここでは、ついつい付けてしまうテレビ、漫画等の「逃げ」の時間を認識し、逃げの気持ちを反省しつつ、改善に持っていくことが出来るのです。
また、どうしても学習以外でやりたいことは、あらかじめ予定表に書き込んでおき、しっかり時間を確保しましょう。そうする事で、日々の楽しみを確保しつつ、有意義な学習が出来ます。
まとめ
今のこの時間は、ただの資格取得だけではなく、皆さんの能力を最大限広げる訓練で、今後の人生でもさらに活躍出来る様になるものだという事をしっかり意識して、前向きに挑戦して下さいね。
日々忙しいでしょうが、頑張って下さいね。
それでも独学では限界!という方は下記記事も参考にしてください。
コメント
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