【建築士試験限定内容】建築士製図の心得

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今年も1級建築士学科試験が始まりました。

受験されている皆さんの幸運をお祈りしています。

しかし、次は製図試験があります。

今回は製図試験での注意点などについてまとめましたので、是非参考にしてください。

製図道具をそろえる

製図板

書いていた線がいつも間にかズレていた。。。。という事が本当にたまにありますので、

T定規はやめましょう。

平行定規がおススメです。

蛍光ペン

設問を読む際に個人的には必要でした。

前提条件を正確に理解するため、数多くの数値等ももれなく理解する必要があります。

室の最低面積をクリアしているか

要求されている室が設計されているか

要求されている室毎の関係性があっているのか

等、エスキスをしている最中に、どれを忘れても減点失格です。

従って、私はここを一番重要視しました。

時間はかかりませんので、それぞれの数値や意味ごとに設問に色分けなどをして、前提条件をまとめていました。

チェック時にも、分かりやすいのでお勧めです。

消しゴム

消しゴムは細かい部分を消す鉛筆状のものと広範囲を消す四角い消しゴムの両方を持っておいた方が良いでしょう。

広範囲を消す様なシチュエーションには出来るだけなりたくないですが、

私はエスキスで大きくやり直したので、両方あって良かったと思いました。

また、さらに細かい部分を消すための、薄い金属のテンプレートのようなものもあればよいと思います。

三角定規・定規下のスライダー

三角定規にこだわりはありませんでしたが、

その下に、丸いポッチのシールを貼るものが売っているので、

それを定規の端三か所に貼ると、定規が紙から浮くので、

図面が汚れないという利点がありました。

柱記入用のテンプレート

四角いテンプレートですね。

人によると思いますが、私は先にテンプレートで柱を濃く書くことで、

全体像を自分で理解出来る意味でも有効でした。

書き方はひとそれぞれなので、試験直前にどうするか形になっていれば良いと思います。

シャープペンシル・芯の太さ

何本もつか・芯の種類を変えて書き分けるか?という疑問があると思いますが、

濃い太めの芯を用意していれば、あとは強弱でok。持ち替える時間がもったいないです。

ただ、力を入れるので、壊れたり落としたりした時用に、スペアは2本持っていました。

時計

腕時計で十分ですが、アップルウォッチ等はだめだと思います。

また、手巻きのものはしっかり巻いてあげてくださいね。

手書きで書くか

角番の方などは、始めから最後まで手書きで書くという方もおられると思います。

また、手書きの方が早いと聞いて、本番直前に手書きに切り替えるか悩まれる方もおられると思います。

しかし、私は初受験の方にはお勧めしません。

というのは、定規を使った方がまず見た目の印象が良いからです。

それに、初めはきれいに書くというより、エスキスに時間がかかりすぎて、書く時間が足らないという方が多分に多いと思います。

そんな中、手書きでやっていると、必然的に丁寧に書くしかないので、初めは特に時間がかかります

しかし、それでは、製図を書く練習に時間を取られてしまうため

書き方に迷いのない定規での製図の方が、初期の頃早いのでこちらをお勧めします。

書き方が大きく異なるため、本番直前での手書きへの変更もお勧めしません

ただし、本番でエスキスに時間がかかりすぎ、どうしても時間が足らないといった緊急事態に備えて、

1回だけ手書きで書く練習をしておくのは良いと思います。

かくいう私も、本番どうしても時間が無く、手書きに切り替えたので、

一度でも練習しておけば良かったと思いました。

ただ、順調に行けるなら、定規を使ってきれいに書けるほうが、印象も良いのでお勧めになります。

資格学校に申し込む

1級建築士ですら独学で合格された方もおられると思います。

しかし、製図試験だけは、独学はお勧めしません。

理由は三つあります。

添削が無ければ理解が進まない

まずは作成した図面の何が正しくて何が間違っているのかを理解する必要があります。

その為には、他者による添削が絶対必要です。

さらに、製図試験では、答えが一つだけではありません。

設問を読み解いたそれぞれの前提から下した判断によって答えが枝分かれしていくからです。

同時に、エスキスだけでなく、設備の選定や、構造の考え方、製図の表現方法等も検討しなくてはなりません。

その為、自力で添削したとしても、

前提条件の読み取りが正しいか

それぞれの判断が正しいか

一発退場のミスがないのか

表現方法が的確なのか

一人では分からないことが多分に多いからです。

自分の記載した答えが正しいか分からなければ、理解も進みません。

また、作成した図面をすぐに添削・質問出来る環境が必要です。

学習効率という観点でも、すぐに理解し、間違った考えをその日のうちに修正しなければなりません。

製図試験までには、絶対的に時間が無いため、確実に効率良く学習を実施出来る環境が必要不可欠となるからです。

製図は過去問が少ない

製図試験は、課題が実施年度によって異なります

従って、学科試験よりも同じ課題の過去問が絶対的に少ないのです。

従って、体系的に学ぶにも、その年の課題専用の教材が手に入りにくく

基礎を学ぶにも苦労するのです。

資格学校や通信教育ではその課題用の資料をしっかり準備してくれ、

しかも、その年の課題に合わせた新傾向などの多岐に渡るバリエーションを用意してくれるので、

安心出来ます。

昔の話になりますが、私の受験年度には、プールとエレベーターが3基、ペデストリアンデッキとエスカレーター等、試験直前の課題で実施した部分が出題され、本当に資格学校に通っていて良かったと実感した次第です。

(例え、学校でさらっとしか触れない部分もしっかりと理解・復習されることをお勧めします

他人の回答例を見れない

独学で学習すると、誰か他の人の回答を見る機会がありませんよね。

製図試験では、自分の回答と添削されたものだけでは、新しい知識ぐ増えないからです。

元々、設計業務をされているとしても、あなたの知識に対する添削だけでは、バリエーションもなく、増える知識量も少ないのです。

製図試験で合格出来る知識を身に付けるには、どうしても、他人が何を考えてとう書いたのか、また、何が間違っているのかに触れる機会が必要になります。

一人で考えるには限界があるのです。

そいいう意味からも、資格学校にはお世話になった方が良いと思います。

建築士試験はここからが本番です。

如何に製図試験と言っても

長い間学科の学習を続けてきたあなたも、もうすぐで終わります。

悔いの残らないよう、全力で合格に向かっていって下さい。

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